サツマイモ植え
- 西小校長
- 2023年4月4日
- 読了時間: 2分
西小学校では、授業の一環で、サツマイモを植え育てます。その準備のため、昨日18日(水)に、何人かの職員で柵切り(さくぎり)をし、マルチを張りました。
畑の土を細長く盛り上げた部分を「畝(うね)」といい、畝をつくることを「柵切り」や「畝立て」といいます。畝を立てをすることによって水はけや通気性がよくなり、根っこが元気に育っていきます。
マルチは、畑に張る覆いのことで、ほとんどがビニール製です。よく見かけるのは黒いマルチですが、アブラムシ防除に効果があるシルバーのマルチも見かけますね。(アブラムシは、キラキラしたものが嫌いなのです)
マルチをすることで、土の乾燥や雑草が生えてくるのを防いでくれます。
なんとなく進めがちの畑作業ですが、1つ1つの行程には理由があり、その理由を考えながら取り組むと新たな発見や学びにつながります。前文が長くなりましたが、そんなことを期待して、豆知識を書きました。
柵切りは、鍬(くわ)を使います。そんなに難しい作業ではありませんが、慣れないとなかなか大変です。私は、以前、農業教育に従事していましたので楽ちんでしたが、一緒に作業した先生達は、息も切れ切れだったようです。
どうにかマルチも張り終え、この日の作業は終了です。
次日(すなわち本日19日)に、子供たちがサツマイモ苗を植えました。不覚にも、植えている写真がないので、植えたあとの様子だけ紹介します。
ちなみに、サツマイモは種をまいてつくるのではなく、写真のような葉っぱがついた茎をを植えます。しかも、しおれたようなかれたような状態のものを植えます。
こんなので、サツマイモができるのか心配ですね。
でも、サツマイモの生命力は強く、本当に枯れてしまわないように、土中の水分を吸収しようとします。そうすることによって、葉っぱの付け根の部分から根っこが出てきて、根っこがよく成長してきます。やがてそれが大きくなりサツマイモになるのです。
逆に言うと、葉っぱの付け根が土に埋まっていないと、根っこがでてこないので、絶対にサツマイモになりません。
今日、みんなが植える時、きちんと葉っぱの付け根を土の中に入れることができましたか?
このあと、成長につれてどんどん茎(ツル)が伸びてきます。ツル返しという作業を繰り返しながら、秋の収穫期を待ちます。
収穫したサツマイモは、西小学校の校庭行う焼き芋大会で使います。今から、楽しみですね。




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