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聴覚障害とは(手話を通じて考える)

  • 執筆者の写真: 西小校長
    西小校長
  • 2023年4月4日
  • 読了時間: 2分

 10月26日より始まった福祉学習が、本日実施の「聴覚障害の理解(3年生)」をもって、一区切りとなりました。3年生から6年生まですべて合わせて、全18時間計画での学習でした。

 その一部始終は「西小ブログ」で紹介しましたが、皆、福祉についてじっくりしっかりと考えることができました。小学生時代のこの時機に、こうして集中して福祉について学習したことは、将来の大きな財産になるはずです。

 今日は、聴覚障害をお持ちの方お2人と、吉見町手話サークルあゆみの方4名をお招きしての学習です。そして今日も、町社会福祉協議会の方も同行され、今まで多くの調整をいただきました。

 聴覚障害は、見た目では分かりにくい(分からない)のが特徴です。まずはこのことを学んだ上で、実際に聴覚障害の方から、生い立ちや日頃の生活などについてのお話を伺いました。

 お話は具体的で分かりやすく、例えば、聴覚障害の方は、音が鳴る目覚まし時計では気付くことができません。そのため、時間がくると振動する腕時計をして寝るそうです。また、来客があったときチャイムに気付けないので、チャイムの代わりに光って知らせる便利道具があることを、実物を用いて説明いただきました。

 説明は、すべて手話です。我々は残念なことに手話が分からないので、手話サークルの方による丁寧な通訳を通じて、内容を知ることができました。

 業間休みの後は、3年生児童一人一人全員、自分の名前(名字)について手話での表し方を教わりました。皆、けっこう飲み込みが早く、自分の名前の手話をすぐに覚えていました。

 最後は覚えた手話の披露です。一人ずつ前に出てきて「私の名前は○○です。よろしくお願いします」と、自己紹介をしました。とても上手で、サークルの方達からも大きな拍手をいただきました。(ちなみに、担任も私も、手話を教えてもらい、自己紹介しました)

 聴覚障害は、外からは分かりづらい障害のため、知らず知らずのうちに傷つけたり、誤解したりしやすいと言われています。授業のしめくくりに、当事者の方からは「聴覚障害のことを、理解してほしい」とありました。

 至極当然だと思います。聴覚障害は、外見ではなかなか分かりづらいからこそ、聞こえる人からも、積極的にコミュニケーションをとることで、聴覚障害の方への理解を深めることができると考えます。

 いずれにしましても、今日の福祉学習も、貴重な経験と体験をすることができました。誠にありがとうございました。

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