視覚障害を理解する
- 西小校長
- 2023年4月4日
- 読了時間: 2分
本日は、4年生に次いで、3年生でも福祉教育を実施しました。テーマは「視覚障害の理解」です。
町の社会福祉協議会の協力を得て、視覚障害の方と盲導犬(カレンちゃん)をお招きし、講話や体験活動に取り組みました。
講話では、目が見えない方の生活や盲導犬についてのお話がありました。そして、障害は不便ではあるけど、できることもたくさんあることを知り、まさにすべて人間は対等な存在あることを理解しました。
盲導犬のカレンちゃんは、終始おとなしく、教室内で静かにしていました。とっても愛らしくてかわいいカレンちゃんですが、今は盲導犬としてのお仕事中です。ペットではないので、なでたりエサを与えたりすることはできないなど、お仕事中の盲導犬への接し方も、教わりました。
講師の方のお話は、自らの実体験に基づく具体的なお話ですので、非常に説得力がありました。そのため、小学3年生であっても、皆、前のめりにお話を聞いていました。
途中、休み時間をはさみ「目が見えない世界」を実際に体験しました。目隠しをし、「耳で聞く体験」「触る体験」などを通じて、視覚障害の方は、視覚以外のいろいろな感覚を使いながら生活していることを実感することができました。
最後に、通常のトイレと多目的トイレのどちらが視覚障害の方にとって使いやすいかを考え、発表しました。(ちなみに正解は、どちらも○です。時と場合によることを、多角的に理解しました)
今日の講話や体験を通じ、もし、自分が目が見えないとしたら、どんなことができなくて困るだろうか、どうしたらできるようになるだろうか、と疑問をもてることが大切です。何より、視覚障害の方の立場に立って考えることが、誰もが住みやすい社会としていくために必要なことです。




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