top of page

防犯パトロール隊ミーティング(3団地)

  • 執筆者の写真: 西小校長
    西小校長
  • 2023年4月4日
  • 読了時間: 3分

 本校には多くの行政区(自治会)があります。その行政区を基本として、防犯パトロール隊が組織されており、児童の登下校時の安全をいつも見守ってくれています。

 ある雨の日、私は防犯パトロールの方に、「毎日大変ですね。雨の日は、特に大変ではないですか。」と聞きました。すると「校長先生、雨の日こそ、見通しが悪くて、子供たちが危ないんです。だから、私は、晴れの日以上にしっかりやらなくてはいけないと思っているのです。」と言っていました。

 こうした地域の方に見守られて、西小の子供たちは安全に登下校ができています。学校としては大変にありがたいことで、感謝をしてもしきれないほどで、頭があがりません。

 晴れていても雨でも雪でも、暑くても寒くても、みなさんを見守っている防犯パトロール隊の方です。西小生としては、元気なあいさつで感謝の気持ちを表すことが何より大切です。

 さて、防犯パトロール隊は、義務的なものではなく、安全で安心して住める地域を自らの手でつくるといった完全なるボランティア団体です。吉見町では、自治振興課がその活動の支援をしています。

 6月5日(日)に、3行政区(3団地)合同の防犯パトロール隊ミーティングが開かれました。お誘いを受けましたので私と教頭で参加してきました。

 3団地は相互に近接をしており、通学路も共通であることから、合同でパトロール活動に取り組んでくれています。しかし、地域の方の高齢化も進み、3団地に住む小学生の数も少なく、防犯パトロール活動を進めていくにあたって、課題が増えているようです。

 今回は、そうした課題を共有し、パトロール活動を持続可能な状態にしていくためのミーティングでした。

 学校は、防犯パトロール隊の熱い思いを享受している立場ですが、私は、本校児童のために、日曜日にも関わらずこうして課題を解決しようとしているその姿自体に心を打たれました。

 学校としては、登下校中の児童の安全確保のために、教員が登校班に付き添っての下校やクルマやバイクによる通学路巡回等と逐次行っています。児童の安全のためには、当然のことだと思っています。

 でも、本来的には、登下校の際の安全は保護者、通学路の安全確保は、行政(警察)の仕事です。学校は、交通安全のルールを教えたり、保護者や警察と連携したりすることが役割と法律でも解釈されています。

 しかし、責任とか役割とかそういうことはさておき、学校が一番に考えたいことは、やはり児童が安全に学校へ登校してきて、安全に下校することに尽きます。

 ですから、今後も、防犯パトロール隊も含めたそれぞれがそれぞれの立場で、登下校中の安全を考え実行していくことが肝要だと、私は考えています。

 コロナ禍が長期間続いていており子供たちの健康が心配される昨今です。でも、実はコロナ以上に気がかりなのは、登下校中の交通安全です。

 交通事故は、命に直結します。ですから、コロナ対策と同じかそれ以上に、学校としては、引き続き交通安全教育には力を入れていかねばとも思っています。

 今回のミーティングにお招きいただいたことは、地域の実情を知り、児童の登下校の様子を直接に聞くこともでき、大変に有意義でした。

 「子供たちは、学校で学び、地域で育つ」とよく言われます。まさに、地域の力は大きくて、136年目の歴史を刻んでいる西小学校も地域に支えられて発展してきた学校であることを強く実感します。

 これからも、本校教育の充実発展のために、地域の皆様のお力添えをよろしくお願いいたします。逆に、地域に対して学校ができることがあれば、何でもしたいと思っています。

ree
ree

 
 
 

コメント


©2021 by 吉見町立西小学校ホームページ。Wix.com で作成されました。

bottom of page