障害者スポーツについて学ぶ(6年福祉教育)
- 西小校長
- 2023年4月4日
- 読了時間: 2分
今日12月6日(火)は、福祉教育の一環で6年生を対象に障害者スポーツについて学びました。
本校では、福祉教育を計画的に実施していますが、振り返ればこの6年生も3年生のときから段階を経て福祉について多くのことを学んできました。
今日はその福祉教育もいよいよ最終回となります。集大成ともいえる本日は、吉見町社会福祉協議会の御協力の下、障害者スポーツのインストラクターである工藤 陽介 先生をお迎えしました。
工藤先生は、大変多彩で多様な経歴をお持ちの方で、次期ミラノ・パラリンピック(冬季大会)のアルペンスキーコーチを務められます。
御自身は、オーストラリアにスポーツ留学をするほどスポーツが大好きで、プロやオリンピック選手を目指して努力を重ねられてきたそうです。その途中で、障害者スポーツに関心が高まり、今に至るそうです。
持ち前の英語力も駆使し、世界で活躍する障害者スポーツのインストラクターです。そんな非常にお忙しい中、本校の福祉教育のために御来校いただきました。
授業では、障害者スポーツをする目的やパラリンピック競技と障害区分、競技を進めていく上でのルールや道具の工夫など、御自身の経験や体験を交えながら分かりやすく教えていただきました。その熱のこもった熱いお話には、私自身も終始聞き入りました。
数ある競技の中から、最近、話題沸騰でもあるボッチャについて、その歴史からルール等々を掘り下げていただきました。そしてそのボッチャを、次の時間に体育館で実際に体験しました。
3人で1チームです。担任の先生も交えながらチームを作り、対戦します。これがまた、奥が深くてすごく盛り上がりました。
ただボールを投げるだけですが、投げ方ひとつにも戦略があり、さらには投げ入れる場所も戦略が必要です。にも関わらず、競技自体は難しくなく、ルールも簡単です。こんなところが、支持されている競技なのでしょう。
45分間、ボッチャの魅力を存分に楽しみました。
最後には、ゴールボール(視覚障害の選手が鈴の入ったボールを互いに投げ合い、得点を競うスポーツ)を全員が体験し、障害者スポーツへの理解がさらに深まりました。
2時間にわたり実施された今回の福祉授業でしたが、小学3年生から続けてきた福祉教育の集大成を飾るとてもすばらしい時間となりました。
追記
工藤先生は、東京オリンピックの聖火ランナーも務めたそうです。その際に使用した本物の聖火リレートーチも持ってきてくださいました。
自由に触らせていただき、6年生全員がさらなる貴重な体験をすることができました。








コメント